私たち建設コンサルタントは、国や地方自治体といった行政機関からの委託を受け、社会資本の整備や維持管理に関する業務を、専門的な知識と高度な技術力を活かして行う企業です。具体的には、道路や橋梁、河川、港湾、上下水道などの社会インフラに関して、調査・設計・施工管理などの幅広い業務を担当します。これらの業務を通じて、私たちは行政のパートナーとして、計画段階から完成・維持管理まで一貫した支援を行い、社会資本の質の向上と地域の安全・安心の確保に貢献する“行政のブレーン”的な役割を担っています。

道 路
道路は人の移動や物流に不可欠な生活空間、災害時の防災空間としての役割を担う身近で重要な社会資本。昨今、従来の車中心の計画から、歩行者や自転車の最適な通行空間の確保、持続可能な社会の実現に向けた計画、既存道路の長寿命化対策、ICT化防災・減災対策などの多様なニーズが生まれています。
河 川
人間が生活していくうえで、最も重要な土地や水。その水資源の源となる河川では、近年、相次ぐ台風やゲリラ豪雨により、日本各地に甚大な被害をもたらしています。河川部門では、自然災害から国民の生命・財産・生活を守ることを念頭に、河川に関する調査や計画、設計を担います。

砂 防
近年、集中豪雨や大型台風の頻発化・激甚化により、土石流・地すべり・急傾斜地崩壊などの災害リスクは増加傾向にあります。当社は、最新の調査・解析技術と豊富な経験を活かし、土砂災害の未然防止や地域の安全・安心の確保などを目的とした調査、設計をおこなっています。

港 湾
港湾は物流拠点として経済活動を支えるだけでなく、観光・漁業・防災など多様な役割を担っています。当社は、社会・経済・環境の変化に対応した港湾整備を推進するための設計業務をおこなっています。

橋 梁
河川や渓谷、道路・鉄道などを跨ぐ橋梁は、生活道路や災害時の緊急輸送路の役割を担う重要な構造物。近年頻発する大地震に備えて、橋梁の耐震化や長寿命化計画への取り組みは至上命題です。橋梁部門では、新設橋梁の設計・計画をはじめ、既設橋梁老朽化に伴う老朽化した橋梁の撤去・架替え、耐震補強、補修補強や橋梁拡幅、各種非破壊検査の実施や橋梁点検など、時代と共に変わるニーズに対応した調査や計画、設計を担います。

メンテナンス
高度経済成長期以降に整備し、建設から50年以上経過するインフラ施設が加速度的に増加し、それに伴い効率的かつ経済的にインフラ施設の維持管理を行うことが求められています。インフラ施設保全部門では、施設管理者と同じ目線でこれらの課題に取り組み、橋梁定期点検、道路附属物点検、舗装点検、日常巡回を通じ、社会の安全・安心に貢献し、AI技術、ドローン技術、点検ロボット等を駆使し、効率的・先進的な調査・計画を担います。

電気通信
電気通信は、道路、河川、砂防、公園、上下水道、港湾等施設への電力供給や監視制御等を行う生活に不可欠なインフラストラクチャーであり、時代の変化とともに常に技術革新を続けている分野です。安全な交通の確保、河川氾濫や土砂崩れ、地震等の自然災害対策、鳥害や光害等対策で新技術を活用したシステムの提案を行い、利便性、安全性、経済性を配慮した調査、計画、設計を担います。

無電柱化
日本ではまだまだ電柱が多く、地震や台風等の災害時、倒れた電柱で道路が通行できなくなり、救助が遅れる恐れがありますが、電線類を地中化することにより、緊急輸送道路の確保や、円滑な消防活動が可能となります。また、地上にはりめぐらされた電線類が地中化で見えなくなるため、街並みの景観向上にもつながります。無電柱化部門では、道路の防災性向上、通行空間の安全性の確保、良好な景観形成を図る無電柱化の推進のため、調査、計画、設計、維持管理までのトータルマネジメントを担います。

工事監督支援
工事監督支援業務では、各種工事の施工プロセス(品質・出来形・工程・安全管理)の照合など官公庁などの発注する工事の監督補助を行い、建設コンサルタントの豊富な経験と専門知識を活かし、発注者をサポートします。

行政事務補助
行政事務補助業務では、公的機関の発注する工事の設計積算補助や各種事業の調査資料の作成補助を担い、建設コンサルタントの豊富な経験と専門知識を活かし、発注者をサポートします。

