【2025年度新入社員研修】 亀の瀬地すべり歴史資料室を見学しました
2025-05-08
カテゴリ:お知らせ
この度、10名の新入社員が入社し、恒例の現場見学会を行いました。
今回見学したのは、亀の瀬地すべり歴史資料室。
大阪府柏原市の亀の瀬地区にある、大和川河川事務所が運営する施設で、昭和初期にこの地区で発生した地すべりの当時の様子や、約4万年前から繰り返された地質変動の歴史などが、パネルや模型・ジオラマで展示されています。
当日は天気が良く、絶好の現場見学会日和。
屋外にレトロな駅名標があったので、全員で記念撮影をしました。

施設内ではボランティアガイドの方に、地すべりの被害状況や地すべりのメカニズムなどを模型やパネルで詳しく説明していただき、また地下に広がる排水トンネルも見学させていただきました。
大学で土木工学を専攻していた新入社員はもちろん、土木の知識があまりない新入社員も、地すべりについて詳しく学ぶことができました。

施設から少し離れた場所にある旧大阪鉄道亀瀬隧道(亀の瀬トンネル)は、明治25年(1892年)に日本国有鉄道関西本線が通る隧道として開通しましたが、昭和6年~7年(1931~1932年)に起きた大規模な地すべりによって、地中に埋もれてしまいました。2008年(平成20年)に地すべりの対策工事を行う中で約80年間の歳月を経て偶然に発見されたことから「幻のトンネル」と呼ばれています。
中では当時の崩落した瓦礫がそのままの形で残されていたり、プロジェクションマッピングによる光と音の演出が楽しめます。